2024年も残りわずかとなりましたね。
来年に向けて皆さんはどういった目標を立てておりますでしょうか。

「馬産地や馬関連のイベントに参加してみたい!」という方もいるかと思いますので、4月までに行われるイベント10件の中から、私が注目するイベント3選という形で紹介したいと思います。

「人馬の安全を願う」競馬民が参加したいイベント

1〜4月までに行われるイベントは下記の通りとなっております。

時期イベント名地区会場
1月初旬騎馬参拝浦河浦河神社
下旬ジェイエス繁殖馬セール[冬]静内JBBA北海道市場
2月初旬初午祭平取義経神社
初旬初午祈願祭浦河浦河神社
中旬八戸えんぶり青森八戸市街
3月7日初午祭~鈴かけ馬踊り~鹿児島鹿児島神宮
下旬桜まつり東京JRA馬事公苑
4月上旬桜まつり茨城美浦トレーニング・センター
中旬桜まつり(東北輓馬競技大会)宮城涌谷町江合川河川敷
下旬JRAブリーズアップセール千葉JRA中山競馬場

出典:競走馬のふるさと案内所(https://uma-furusato.com/guide/calendar

その中でもまず注目したいのは1月2日に行われる「騎馬参拝」です。
「騎馬参拝」とは、北海道浦河町の西舎神社で毎年1月2日に行われる伝統行事で、人馬の無病息災を祈願します。この行事は、1910年に国営の日高種馬牧場(現在のJRA日高育成牧場)が開設された際に始まり、100年以上続けられているとのこと。

行事の流れ:

  • 出発: JRA日高育成牧場の乗馬厩舎を出発し、参加者たちは約7kmの道のりを進みます。
  • 参拝: 西舎神社に到着後、参加者は下馬し、人馬の無病息災を祈願します。
  • 餅まき: 参拝後には、餅まきが行われ、地域住民や観光客とともに新年の祝福を分かち合います。

参加者は、地元の乗馬愛好家やスポーツ少年団、JRA職員などで構成されており、地域の馬文化の継承と発展に寄与しています。この行事は、浦河町の新春恒例行事として定着しており、多くの人々が訪れているとのことで、競馬好きの方々は「金杯」の前の「参拝」をしてみるのはいかがでしょうか。


もっとド派手なイベントに参加したい方は必見!

次に紹介するのが鹿児島で行われる「初午祭(はつうまさい)」です。
「初午祭」は、鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で毎年開催される伝統的な祭りで、特に注目すべきは「鈴かけ馬踊り」です。
私もこの間知人からこのイベントを聞きまして、近々行ってみたいと思っております。

概要:

  • 開催地: 鹿児島県霧島市隼人町内2496-1
  • 開催時期: 毎年旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日
  • 主な内容: 鈴かけ馬と踊り連による奉納踊り

鈴かけ馬踊りとは:

鈴かけ馬は、首に多数の鈴をつけ、背中に花や錦で飾られた鞍を装着した馬です。太鼓や三味線の音色に合わせて、馬がステップを踏み、まるで踊っているかのように見せる独特の踊りです。この踊りには、馬の健康や多産、農作物の豊穣、家内安全、厄払いなどを祈願する意味が込められています。 

祭りの様子:

当日は、20頭以上の鈴かけ馬と約2,000人の踊り手が一体となり、鹿児島神宮の境内や参道を練り歩きます。太鼓や三味線の音に合わせて、馬と踊り手たちが一体となって踊る光景は壮観で、多くの観客を魅了します。例年、県内外から10万人以上の観光客が訪れる大規模な祭りとして知られています。 

歴史と由来:

初午祭の起源には諸説ありますが、16世紀中頃、当時の領主であった島津貴久が鹿児島神宮の改築中に馬頭観音の夢を見たことがきっかけとされています。その後、馬踊りを奉納する風習が始まり、約470年の歴史を持つ伝統行事として現在に至るとのこと。 

初午祭は、南九州に春の訪れを告げる伝統行事として、多くの人々に親しまれているようで、華やかな鈴かけ馬踊りを見た後に、芋焼酎が飲めたら酒好きには最高ですね!


春の行事といえば欠かせない「桜」

最後は東京の世田谷区にある「JRA馬事公苑」で行われる桜祭りです。
JRA馬事公苑は、東京都世田谷区に位置する馬術競技場で、実は約500本の桜が植えられており、春には美しい桜景色が広がります。2023年11月3日にリニューアルオープンし、馬術の殿堂として新たなスタートを切りました。 

桜まつりの概要:

キッチンカー出店: 多彩なキッチンカーが並び、訪問者は美味しい食事やスイーツを堪能できます。 

開催時期: 例年3月下旬から4月上旬にかけて、桜の見頃に合わせて開催されます。具体的な日程やイベント内容は、公式ウェブサイトで随時更新されます。 JRA

主なイベント:

馬術競技会: 国内外の選手が参加する馬術競技が行われ、観客は迫力あるパフォーマンスを楽しむことができます。

乗馬体験: 初心者向けの乗馬体験が提供され、子どもから大人まで馬と触れ合う機会が設けられます。

馬車試乗会: 苑内を巡る馬車の試乗会が開催され、桜並木をゆったりと楽しむことができます。

都心で馬と桜のどちらも見れる貴重な場所であることから、春になったら1度は訪れてみることをおすすめします。


各地域の文化が詰まった行事を楽しもう!

「馬」とひとえに言っても、それぞれの地域によって歴史・背景は異なるもの。
それを行事として体感することも馬に触れる1つの重要な機会だと思っております。

競馬や乗馬、地方へ旅行をする祭にタイミングが合うようであれば、是非1度訪れて(写真や動画では触れられない)雰囲気を感じることができれば、もっと馬やその地域のことを好きになるでしょう。

是非、馬産地日高にも来ていただけると嬉しいです!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の記事もお楽しみに〜

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